メンテナンスノート③

肥料について

 

暖かい春になると人が外に出て活動的になるように、植物も成長が活発になります。

その時期が観葉植物の成長を促す施肥のベストタイミング!今回は観葉植物の肥料についてご紹介します。

 

肥料には、植え付け時に用土に混ぜておく「元肥」と、植え付け後の成長期に施す「追肥」があります。

 

 

 

『元肥』

元肥にはゆっくり、じわじわと長く効く緩効性肥料などが用いられます。

 

観葉植物は、根が成長すると鉢にスペースがなく詰まってしまい、結果、枝葉の生育が悪くなってしまう場合があります。また土の栄養分も不足してくるため、観葉植物は2年~3年に1度、春に植え替えを行ないます。その際に元肥を土に混ぜます。

 

肥料① 肥料⑦

 

 

 

『追肥』

 

追肥は生長が盛んな時期に、不足した成分を補います。

栄養不足のサインは葉から症状が出てきます。光や温度は問題ないのに、葉先が黄色く変色してくる、または下葉から枯れが広がる場合、栄養が不足している可能性があります。

葉を鑑賞する観葉植物では、主に葉肥えと呼ばれる窒素分を補います。

 

追肥の実施は、生育期の春~秋に施すと効果的です。
冬は休眠期になるので施肥の必要はありませんが、室内の気温や湿度が一定である場合は冬でも効果があります。
追肥には、用土の上に置く、置き肥(ゆっくりと溶ける固形の肥料)や、即効性のある液体肥料、葉の表面に散布して吸収させる葉面散布肥料があります。

 

マイギャラリーの植物には液肥が最適です。希釈した液肥を水やりと同時に与えます。また他の観葉植物にも、液肥は固形と違い土に残らず、水と共に吸い上げるためもっとも効果が早いのが特徴です。

 

また、土に差し込んで使用するアンプルタイプの活力剤は肥料にはない微量元素を含んでおり、栄養ドリンクのように肥料の補助として使用することをお奨めします。

 

 

液肥4S

 

 

 

!注意!

植物の状態が悪い場合には、他に原因がないかを確認しましょう。特に購入したばかりの頃は、光や温度などの環境が原因の場合がほとんど。または病気など、他に原因がある場合は、施肥で逆に根を傷めてしまうこともあります。また、与え過ぎは水分の吸収を妨げ肥料焼けを起こすことも。肥料の説明書をしっかり読んで適切に与えましょう。

関連記事