この春東京都のとある屋上に誕生した天空の森。
このプロジェクトはクライアント兼発起人のTRANSHIP代表角野氏による、
「屋上に森をつくりたい」という壮大な計画のもと、昨年の秋に始動したプロジェクトです。
主な構成要素として、①アトリエと②ガーデンの二つに分けられ、
アトリエデザインはアンティーク材料に強くこれまでも数々の空間を
生み出してきたTRANSHIP近藤氏が担当し、
ガーデンデザインは私PIANTA×STANZA大山が担当させて頂きました。
因みに現在この場所はスタジオとして借りることができますので、
ご興味のある方は以下サイトからお問い合わせ下さい。
http://www.tranship.jp/
この天空の森の世界に今回と次回の2回に亘ってみなさんをお連れしたいと思います。
入り口の扉を開けると、そこは現実を忘れてしまうような空間が広がっている。
古材で建てられたアトリエを沿うように奥へとのびた石畳。
アトリエの壁にはフジがからみ、石畳は実際にヨーロッパから輸入したもので、
目地を敢えて深くして、植物たちが自然に近いかたちで繁茂している。
小脇に据えたアンティークの水鉢には
スイレンの葉が浮き、空間に潤いを。
ところどころに使われた、アンティーク処理を施したアイアンのモニュメントも
本物感をグッと引き上げ、細部に至るまで拘り倒しているのが良くわかる。
暖かみのある木材に囲まれたアトリエから望むガーデン。
昼はコーヒーを飲みながら時間を忘れ、
夜はライトアップされたガーデンを眺めながら一杯やりたくなってしまう。
確実に。
ということで今回はこのへんで。
次回はアトリエを出て、ガーデン奥へとご案内したいと思います。
お楽しみに~!